パソコンが壊れると、世の中がまっくらになった気分になる。
機械オンチの女のノートパソコンが、一年以上過ぎてから、壊れた。
延長保証には入っていない。
古いパソコンでは、mixiのアプリが遅くて動かないから買ったのに。
診断プログラムでは「ハードディスクが、機械的に壊れてるよ。メーカーで修理してね」とメッセージが出た。
古いパソコンで検索すると、ハードディスクを新しいものに交換して、リカバリディスクで復帰させた経験談が見つかった。
メーカー修理だと最低5万円以上かかるらしい。
新しいパソコンを買ったほうがマシである。
ハードディスクを自分で交換すれば、数千円ですむらしい。
でも、「ハードディスクって、何?」の猿状態の女である。
猿女は、「増設・自作パソコンガイド」を買って、付属のDVDでハードディスクの交換方法を見た。
三度見ると、できそうな気分になった。
気分は、とても大切である。
ハードディスクの型を間違えずに買って、パソコンの裏ふたを開けて探して、取りかえればいいだけだ。
おや?BIOSで、設定を変える必要もあるらしい。
えーーーーーっと、BIOSって、何だろう。
本を買って読んでみたが、あまりよく分からなかった。
まあ、本は手元にあるので、見ながらやればいいさ。
なんとかなるさ。
気分は、とても大切である。
ホームセンターで、00番のドライバーを買ってきた。
「感電するの、嫌ーっ!煙が出たら、嫌ーっ!」と騒ぎながら交換した。
BIOSがハードディスクを認識しているのを確認した。
おおっ、その時、猿女は霊長類研究所のチンパンジーのアイちゃんより賢くなった!
さて、CDドライブを起動させてリカバリディスクを……あれ?しない?なぜ?しない?
検索しなおす。
リカバリディスクだけで起動しなかった経験談が見つかった。
リカバリー領域がハードディスク内にあるパソコンでは、ハードディスクを交換してしまうと、リカバリディスクだけで、起動するものと起動しないものがあるようだ。
猿女のパソコンは、後者だったようだ。
きぃーーーーーーーーーーーっ!
ちょっぴり進化した猿女は、怒り、疲れた。
そして、考えた。
からっぽの新しいハードディスクが入っているんだから、新しいOSを入れたらいいじゃん。
vistaが入ってたんだけど、7を入れたら、もっといいパソコンになるじゃん!
パソコン付属のディスクが使えないため、デバイスドライバ不足で音が出なかったりして困る可能性もあるらしいが、Windows Update経由で全部拾えると念じた。
windows7を買って、インストールした。
途中で、「あれ?」と思う過程もあったけど、なんとか成功した。
mixiのアプリは、さくさく動いている。
猿女は、進化したっ!
なんとかなるものだね。
ああ、とてもパソコンが愛しい。
未承認 2022年11月17日(木)15時58分 編集・削除
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