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記録を調べ、未来に伝える

東日本大震災から一年過ぎて、特集番組をいくつか見た。

本当は高い場所にある神社や寺が避難場所なのに、お年寄りが多いからという理由で少し低い場所の仮の避難所で防災訓練を行っていたところ、大津波が来た時に仮の避難所に間違えて避難してしまって、お亡くなりになった人達がいたようだ。
悲しすぎる。

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本当の避難場所が神社や寺だったということを聞いて、去年見たテレビ番組を思い出した。
報道特集の『神社の前で止まる津波』である。

被災地に、敷地内まで津波が来たが建物は壊れていない神社がいくつかあった。
神様が津波を押し戻したのか。
最初、そう思ったのだが、違ったようだ。
昔、被害を受けた人達が子孫を助けるために、津波から逃げる目印として神社を建てて言い伝えを残した。
『神社まで逃げろ』
神社に避難した人達は、助かったらしい。
そう聞くと、その神社が優しい神聖な雰囲気の建物に見えてきた。

女川原発は、福島原発のようには、ならなかった。
古文書で過去の津波のことを調べてから設計されたので、津波は敷地を越えなかったのだ。
福島原発を作っている時の、映像もあった。
驚くことに、あの場所は本来30メートルの高さがあったのだが、20メートル削って建設したようだ。
堅い地盤が出てくるまで削ったらしいのだが……。

災害の情報を子孫に伝えること・残された記録を大切にすることが重要だよね。

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陸前高田の奇跡の一本松から接ぎ木され、四本の苗木が成長しているらしい。
ツギキ4兄弟と呼ばれ、長男「ノビル」、次男「タエル」、三男「イノチ」、四男「ツナグ」らしい。

『皆既月食と一本松』の写真を見てから、松が美しいと思うようになった。
一本松の根元から、青い星空を見上げるようにして取られた写真が、非常に美しい。

4兄弟と言わずにもっとたくさん増やして、津波の水が届かなかった場所に松並木を植えて「ここまで、逃げてこい」と言い伝えを残してもいいのではないかと思った。

最近、内閣府の有識者検討会が、南海トラフの地震で30メートル以上の津波が予側される場所もあると発表した。
それって、過去の記録を調べたのだろうか。
準備するのはいいけれど、30メートル以上だと、避難するのも時間がかかりそうだ。
地震の時に、どこにいるか分からないものね。
携帯用の救命胴衣をいつも持参しているほうが、安心できるかもしれない。

釣り用の救命胴衣なら、結構オシャレでコンパクトなのがあったけど。

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