第4章/過去の亡霊 − 【01】

「――官能細胞が暴走しているんです――全身の人工神経節を侵食して――」
「では、もう再起不能と――?」
「それが――人工神経節を呑みこんだ官能細胞が、その構造を模倣し、再構成しているらしく――」
「そんな馬鹿な――!」
「信じがたいことですが、官能細胞が人工神経節に取って代わり、新しい神経系をつくりつつあるんです――うまくいけば、いえ、おそらく――」



2014/01/11update

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