魔女の寝室

私は変温動物かもしれない。
気温が低いと、体温も下がってしまうような気がする。
できれば冬は冬眠したい。

気温が上がって体が動くようになるとウキウキする。
外を見ると、桜の花が咲いている。
そして桜吹雪になる。
春だ　春だ　嬉しいね。
私は桜が大好きだ。

ウチの近所をテリトリーとするツバメも、四月中にいっぱい来た。
うるさいほど、おしゃべりしてる。
雨の中でも元気よく飛んでいる。
去年は二羽しか来なかったので心配してたのだ。

帰宅して部屋の電気をつけたら、天井から特大のヤモリが落ちてきた。
私の上に落ちることができなかったのが悔しいらしく、突進してきた。
困ったものだ。
入ってきた場所から、出て行って欲しい。

アシダカグモは、年中見かけるような気がする。

アシナガバチも来た。
女王蜂が窓のすぐ外に巣を作ろうとしている。
追い払う。
過去に、巣を作られてしまって、ワンシーズン共存したことがある。
最初は駆除しようと思った。
でも、「アシナガバチがいなかったら、その辺が芋虫だらけになるよ。共存しなさい」というＨＰを見て、そうすることにした。
また来た。
追い払う。
もう、巣は作らせないよ。
ブンブンカチカチうるさくて、怖かったんだ。
カチカチという音は私への威嚇かと思ったら、巣の中の幼虫への給餌音だったようだ。
この調子で、ハチに刺されたことがないのは悪運が強いとしか思えない。

ツバメがこっちを見て笑っているような感じがする。
なんとかしろ。
カラスが来た時、何度も助けてやったじゃないか。

こうしているうちに賑やかな初夏になった。