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がんばれ、潜在意識!

私は、どちらかといえば、記憶力がいいほうだと思う。

今までに遅刻や忘れ物は、したことが無い。

いつもギリギリの時間に、気が付く。

ごみの日をすっかり忘れていても、家を出る時に、玄関の扉をあけようとした時に、「ごみの日~♪」とふわふわ思い出すことが数回あった。

潜在意識が教えてくれるのだろうか?

そこで、うわああああああっと気が付いて、ゴミ置き場まで走っていく。

ゴミ置き場は、駅と反対方向なので、本当にギリギリだ。

年を取ったせいなのか、思い出すタイミングが遅くなってきた。

先日、人と会う約束をして駅に向かったのだが、家を出て、三分の一の道のりを進んだところで、「財布の中身をチェック~♪」と、ふわふわ思い出した。

うわああああっ!

今日は新しい可愛いハンドバッグに代えたのだが、財布だけ入れ忘れていた。

「花粉症の目薬~♪」

うわあああああっ!目薬はハンドバッグに入っているが、点眼するのを忘れていた。

このままでは、目が真っ赤になってしまう。

全力疾走で家に戻る。

財布をハンドバッグに入れて、眼鏡をはずして、目薬を入れる。

駅まで急ぐ。

さっきと同じ場所で、「眼鏡忘れてるよ~♪」とふわふわ思い出す。

あああああああっ!家に眼鏡を忘れてきた。……、もう、いいや。

時間が無い。

こんなことでは、日常生活がうまく送れない。

もっと私の潜在意識にはしっかりしてもらわなくてはっ!

魔女の冷や水

今年の冬は、台所の給湯器のお湯を使わなかった。

テレビのニュースで、クリーニング店の様子を見てからである。

あるクリーニング店は、人手不足なので、外国人留学生と派遣切りで住むところが無くなった人達を雇った。

外国人留学生は仕事を続けるのだが、日本人は「水が冷たいから」と言って、ほとんどが止めていくそうだ。

「水が冷たい」といっても、雪山の川で洗濯をしているわけでもなく、建物の中で大きな流し台の上に置いたカーペットにシャワーで水をかけているだけのようにも見える。

我慢が足りないのじゃないか。

そう思ったが、自分も、食器を洗うときに、冬は湯を使っていた。

そんな私が、我慢が足りないなんて言えない。

食器は水で洗うことにした。

冷たい。

非常に冷たい。

指が凍りそうだ。

ものすごく辛かったが、数回で脳が給湯器の存在を無かったことにしたらしく、もう平気だ。

あれ?いつも冬になると手荒れがひどいのに、今年は大丈夫だ。

これからずっと、食器は水で洗うことにする。

お湯は、お風呂だけで十分だ。

アプリでも気を使う

mixiのアプリをする時、気を使うことがある。

私は、Aさん(仮)とBさん(仮)に、アプリを誘われることが多い。

マイミクのアバターを雇ってバーを経営するアプリでは、その役割分担を決めるのに困った。

バーテン・ウェイター・床掃除の仕事があるが、床掃除は、アバターが床にひざまずく。

画面の中の事だが、足腰がとても辛そうである。

でも、床掃除係がいないとゴミが増えて、お客さんが帰ってしまう。

私のアバターには、させたくない。

誰のアバターにさせようか。

Aさんの店を参考にしようと行ってみたら、……Aさんが、床掃除役をしていた。

Bさんの店を参考にしようと行ってみたら、……Aさんが、床掃除役をしていた。

つまり、Aさんはとても思いやりのある人で、Bさんは床掃除役を頼めるほどAさんと仲良しということかな。

分からなくなった。

結局、私のバーは、床掃除役を無しにして、客が減っても気にしないことにした。

雑貨屋さんのアプリにも誘われた。

今度は、レジ係・品出し係・ビラ配りに、マイミクのアバターを雇うのである。

ビラ配りは、店の外なので寂しそうだ。

私のアバターには、させたくない。

店の中の仕事がいいなあ。

多分、Aさんの雑貨屋さんでは、Aさんがビラ配りをしていそうな気がした。

見に行くと、やっぱりそうだった。

うんうん。

Bさんは、興味が無いらしく、登録しただけだった。

悩んだが、今の店のレベルでは、ビラ配りを止めると、客より店員のほうが多くなる。

それで、しかたなく私のアバターがビラ配りをしている。

やっぱり気を使うのだ。

機械の気持ち

留守番電話のメッセージを、「ただいま留守にしております」に、しておくと、泥棒にも留守が確認できてしまう。

だから、「ただいま電話に出られません」にしたほうが良いらしい。

ウチの電話機は古くて、流れるメッセージは「ただいま留守に~」だけだ。

自分の声でメッセージが作れるので、機械の合成音を真似て「ただいま、電話に出られません。ファクシミリの方は、……」と真面目に録音した。

友人に電話をかけて、自作のメッセージが流れると、「どんな顔で録音したんだ」と思って爆笑してしまって言葉が出ない。

だから、私に電話をしたときに、笑って苦しくならないための、思いやりだ。

友人に「どう?合成音みたいでしょ?」と得意そうに言った。

しかし、「声真似はできてるけど、美花の声だってわかるよ。言葉の区切りがあるから。合成音だと区切りが無いんだよ」と言う。

ひええええ。

機械の合成音に区切りが無いことに、今まで気がついていなかった。

何度も練習して、音声装置になった気分になって、なんとか録音ができた。

ちょっとしたコダワリだ。

漢字に感動

窓を開けたら、でっかい鳥が、柵にどどーんと止まっていた。

多分、五位鷺(ゴイサギ)だと思う。

お互いにビックリして見つめあっていた。

そこへ、同居人が来て「うわっ!丹頂鶴だ!」と言ったので、ゴイサギは「醍醐天皇より五位という位を頂いたとっても高貴な私の名前を間違えるとは、失礼なっ!」という風に、ぶわさっと偉そうに飛んでいった。

ゴイサギって、色は灰色だし、首は短いし、頭の後ろに長い羽がついているから、丹頂鶴と間違えるのは、難しいぞ。

同居人の頭の中はどうなっているのだ。

道を歩いていると、私の腰の横を、すーーーーーーっと、輝く青い背中の鳥が飛んで行った。

えーーっと。

セキレイ(背が綺麗)?

ちがうーーーーっ!カワセミだ。

でも、セキレイのほうが合ってる気がする。

なぜ、カワセミという名前になったか、検索してみた。

背中の青い色が、絵の具の青土(ソニ)を連想させ、川青土→カワセミに変化したという説があった。

うんうん、ぴったりだ。

翡翠という書き方もするらしい。

私は宝石の翡翠(ひすい)しか、知らなかった。

でも、ひすいはGREEN系が多いけど、カワセミの青は、BLUE系だと思う。

もう一つ、説があった。

川背美!

おおおおおお、ぴったりのイメージだ。

納得した。

もう、忘れたとしても、何度でも思い出せる。

同居人は、ゴイサギを見て、「タンチョウ」な様子や「ツル」っとしたイメージを受けたのではないか。

カタカナに漢字を入れて、感動を探してみる。