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オスカーはアイメイト

テレビのニュースで見たが、埼玉県で盲導犬(←正しくはアイメイト)のオスカーが、フォークのようなもので背中を1~2センチ刺されたらしい。
目が見えない男性は、オスカーが声を出さなかったので、気が付かなかったらしい。
警察は刺されたのは電車内ではないかといい、男性はエスカレーターだと思っているようだ。
詳しいことが知りたい場合は「オスカー 盲導犬」で、検索してみて欲しい。
駅の階段やエスカレーターには防犯カメラがついていることが多いので、早く犯人が見つかって欲しい。

私が見たテレビや新聞のニュースでは「盲導犬は何があっても声を出さないように訓練されている」と書いてあり、そんな訓練をするのはかわいそうという意見がネットでは多く、デビ夫人は盲導犬の廃止の主張もブログで書いているようだ。

でも本当にオスカーは声を出さなかったのだろうか。
例えば、エスカレーターで刺されたとして鳴いたとしても、オスカーの声よりも何か大きな音が出ていたとしたら聞こえないのではないか。

私は、盲導犬利用者が愛情を持って適切な世話ができるのなら、利用してもいいと思う。
だがすべての盲導犬利用者が犬好きではないらしく、たとえば「盲導犬 アトム」で検索するといろいろな記事が出てくるので、利用者は選ばれるべきだと思う。

><刺傷事件>「盲導犬を正しく理解して」使用者団体が声明を発表した背景とは?
THE PAGE 9月2日(火)11時55分配信

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140902-00000009-wordleaf-soci

>まず、大前提として理解しておかなければならないのは、全ての盲導犬を一括りに語ることはできないということです。

>日本には現在11の盲導犬育成団体があります。犬には人間と同じく一頭一頭に個性があるのに加え、育成団体によって「盲導犬」の定義の捉え方や訓練法が異なります。例えば、今回一部報道で強調されたように「盲導犬は一切声を出さない」とか、そのように訓練されているとは、一般論としては言えないのです。

>事件で被害を受けた『オスカー』は、アイメイト協会で育成された「アイメイト」です。その他の育成団体は「盲導犬」の呼称を用いています。これは、アップル社製のパーソナルコンピュータをMac、その他をPC(パソコン)と言うのに少し似ています。

>アメリカでは、それぞれの犬の質の違いやステータスを尊重する意味で、「Seeing Eye Dog」「Guide dog」「Leader dog」など団体ごとの呼称の違いが浸透しているようです。日本では育成団体ごとの違い自体がマスメディア含め一般に認識されていないため、どの団体の犬も一括りに「盲導犬」と呼ばれることがほとんどです。これが一般の認識を混乱させている大きな要因になっています。

>11団体は、それぞれが独自に運営されている独立した団体です(公益財団法人7、社会福祉法人3、一般財団法人1)。全国規模と言えるのは「(公財)アイメイト協会」と「(公財)日本盲導犬協会」です。戦後間もなく日本で初めて盲導犬を育成した“盲導犬の父”故・塩屋賢一氏が立ち上げた最初の育成団体を母体に「日本盲導犬協会」ができました。後に、事業の公益性や育成に対する考え方の違いから塩屋氏が脱退し、1971年に自ら現在の「アイメイト協会」を立ち上げたという経緯があります。

>このような方針を巡る分裂劇があるくらいですから、盲導犬の定義の解釈は育成団体によってかなり異なります。例えば、アイメイト協会は全盲者のみに使用を認め、「犬だけを使って単独歩行ができる」ことを基準に育成しています。その逆に全盲者の使用を認めていなかったり、「白杖との併用」「晴眼者の同行」「限定した場所のみを歩行する」などを前提または原則にしていたりする団体もあります。同じ盲導犬という呼称で呼ばれ、同じような形のハーネス (持ち手のついた胴輪)をつけていても、仕事の内容や質、そして犬に求めていることが団体によってまちまちなのです。また、「飼育奉仕(アイメイト協会)」と「パピーウォーカー(日本盲導犬協会)」など、同様の事柄を指す呼称も違っています。

なるほど。
育成団体でもいろいろな考えの違いがあるのだな。

「全ての盲導犬を一括りに語ることはできない」と書いてあるように、「全ての盲導犬を一括りに不幸だとかそうでないか言えない」と思う。
盲導犬の歩く道路周辺の環境と利用者の飼育状況で全然変わってくるものなので、一匹ずつ考えるものだと思う。

私は「目が不自由な人は耳が良い」と思いがちなのだが、耳も調子が悪い人もいるかもしれない。
犬には信号の色が分からないので、やはり場所によっては盲導犬だけでは危険な場合もあるかも。

>盲導犬の後つける若い男 沿線駅で目撃情報 オスカー事件との関連捜査
>産経新聞 9月2日(火)11時24分配信

>さいたま市に住む全盲のマッサージ師の男性(61)が連れていた盲導犬の「オスカー」(雄8歳)が7月、何者かに刺されてけがをした事件で、事件前後に盲導犬の後を付ける不審な男の目撃情報が寄せられていたことが2日、埼玉県警武南署への取材で分かった。
>同署によると、7月23日~31日ごろ、男性の勤務先があるJR東川口駅の隣駅の南越谷駅ホームから隣接する東武新越谷駅まで、別の男性が連れていた盲導犬の後ろに近付き不審な行動をする大学生風の若い男の目撃情報があったという。
>8月31日、越谷署管内の交番に女性から情報提供があった。男はニヤニヤと笑いながら盲導犬の後ろに接近していたといい、不審に思った女性が盲導犬と男の間に入ったところ、男は強引に盲導犬の後ろに割り込んできたという。
>また、男性と盲導犬が上りエスカレーターを使用中、階段側から盲導犬をのぞき込むような様子もあった。
>この盲導犬はオスカーとは別の盲導犬だが、武南署で関連を調べている。事件が報道されてから、同署には2日午前9時までで77件の情報提供があった。中には「オスカーの治療費にあててください」と現金が送られたものもあったという。情報提供は武南署(電)048・286・0110。

不審男性の行動は映像に残っていないのだろうか。
映像を見てみたい。
もしかしたら「ニヤニヤ」ではなくて「ニコニコ」である可能性もあるかもしれないから。

盲導犬はオスカーだけでなく、いろいろ嫌がらせされているらしい。
腹立たしい。
充電式や電池式のドライブレコーダーを利用者の体に装着して、記録を残しておくのもいいのではないか。

上の新聞記事のように、心配して盲導犬と不審な男の間に割って入った女性もいる。
私も、これから盲導犬を見たら、周囲に不審な人がいないか見張り、場合によっては割り込もうと思う。
また、利用者が適切に管理できているか観察もしようと思う。

私が不審者と思われないか心配だが。

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