記事一覧

ゾウアザラシの丸子

先日、二見シーパラダイスのアッカンベーをするミナミゾウアザラシの丸子が死んだ。
アザラシというだけで、親しみを感じてしまう。

テレビのニュースを見ていると、飼育員さんに蘇生措置をされている丸子の姿が写った。
丸子の目は開いているようだった。
意識の無い様子を見るのは、辛かった。

飼育員さんの日記を見ると、人工呼吸もしたようだが、大きなゾウアザラシにするのは難しかっただろう。
口を塞いで、鼻からすればいいのかな。
丸子は24歳ということで、人間なら100歳ぐらいだそうだ。
いくつかHPを見て回ったが、ミナミゾウアザラシは15~20年の寿命と書かれていた。
飼育員さんは悲しいだろうが、丸子は寿命いっぱい生きたと思う。

丸子が元気な時の姿だけ見ていたかったような気もするし、お別れの場面も見なくてはいけないような気もした。

『突然意識を失って倒れた人を蘇生させるための応急手当は、心臓マッサージだけで効果があり、従来勧められてきた人工呼吸は必要ない』と言っている人もいるらしいのだが、心臓マッサージをしながら人手がある時は人工呼吸をしてもいいと思う。
外国のニュースの映像で犬や猫が人工呼吸で息を吹き返したのを見たことがあるよ。

遺伝子の船

私の心の師匠である西原理恵子さんの『生きる悪知恵・正しくないけど役に立つ60のヒント』(文春新書)を読む。
生真面目に悩まずに、ついていいウソはついて、どうにかして生き残れ……かな。
「生きてるだけでまるもうけ」だもんね。
すばらしい。
前向きになれる本だ。

本の最後の既刊の紹介のページに、私のもう一人の心の師匠である竹内久美子さんの『同性愛のなぞ・なぜクラスに一人いるのか』があった。
しまった、そんな本が出ていたとは気が付かなかった。

本の話WEB 竹内久美子 自著を語る

http://hon.bunshun.jp/articles/-/468

読んでみた。
思いっきり力わざで結び付けようとする竹内久美子的な部分もあるが、面白くすらすら読めた。
私が感じたことを書く。

人間とは、遺伝子の乗り物の船のようなものである。
同性愛の人の船は、遺伝子を次の船に乗せることはできないが、身内の船が進むのを押す役割を持つ。

『同性愛のなぞ』の感想を見て回ってみると、同性愛の人からは「私はそういう存在ではない」と評価が悪いことが多かった。
それは生物学者が「人間はタンパク質と電気信号でできていて、魂など無い」と言うのと、魂の存在を信じる人達が対立するようなものだと思う。

私は、亡くなった人達が生きている人達を見守っている話は、とても好きで否定するつもりはないが、……人間は、遺伝子の乗り物だと思う。

「同性愛のなぞ」を読んだ後、竹内久美子さんが『女だけが楽しむポルノの秘密』の翻訳本を書いていることに気が付いた。
ポルノとは、『男同士のポルノ』である。

悩んだ。
竹内久美子さんが書いているんじゃないんだ。
買おうかな。
どうしようかな。

ペンギンデバイス(仮)さんの感想を検索して見つけた。

『女だけが楽しむポルノの秘密』~内容よりも「スラッシュ通」になった大学教授に乾杯なのだ

http://blog.goo.ne.jp/yashinomi_may/e/1b8d59208dbee9e3700c9bf26dbb46be

>しかし、結論そのものよりもおもしろかったのが、女性の性的衝動を研究しているドナルド・サイモンズ氏がキャスリン氏から「スラッシュの研究をしたい」と相談を受けてからのくだりを書いたプロローグである(笑)。

>さてさて、キャスリン氏から研究の指導を依頼されたものの「スラッシュって???」状態だった御年65歳のサイモンズ氏。
> キャスリン氏から「スラッシュってのは、一種のロマンス小説のようなもんで~結構性的な描写が多くて~女性によって女性向けに書かれてるんですけど~そのお話の中で愛し合ってるのは男性と男性なんです~。真のスラッシュ小説ってのは、主人公はメディアに登場するペア、たとえばカー○船長とミスター・ス○ックとか、ホー○ズとワ○ソン博士とかですね~」(セリフはイメージ)と聞かされ、びっくり仰天!

きゃああああああああっ!
買います!買います!
キャサリンさんに振り回されるサイモン氏に萌えっ!
実は、私は竹内久美子さんとその師である日高 敏隆さんの対談にも萌えていたのです~。

>結論として、著者のキャスリン・サーモン氏はこう語る。

>「スラッシュ小説を好む女というのは、ロマンス小説における、戦士の妻や恋人になるという空想よりも、スラッシュ小説における、共に戦う戦友になるという空想を好んでいる。」

↑在庫が少なくなっていて手に入れるのが難しかった。
私がこのタイプの読者であることも納得できたので、読んで良かったと思う!
でも、ペンギンデバイス(仮)さんの感想のほうがずーーーーーっとずーーーーーっと面白くて萌えたよ!

その後、西原さんの「できるかなゴーゴー!」を読んだ。
あいかわらずパワフルで、びっくりした。
エベレストの途中にいたり、ガーナで自分の棺桶を作っていたり。
棺桶と言っても、遊園地の乗り物のようで、カラフルで可愛いと言えなくもない。
『パワフルなびっくり』がいっぱい詰まっていて、読んで良かった!

その次に、西原さんの『スナックさいばらおんなのけものみち』(角川書店)を読む。
『生きる悪知恵』に内容は近いかもしれないと軽い気持ちで読んでいたら、167ページで泣きそうになった。

>鴨ちゃんが亡くなった時に、高須先生も言ってくれたんですよ。私の息子を指さして、「いいですか、西原さん。人は遺伝子の船です。あの新しい船に乗船しているほこらしげな鴨志田さんをごらんなさい。彼の命はもう、新しい船に乗っているんですよ」って。
>新しい命は遺伝子の船。

高須先生って、西原さんの漫画でしか知らないので今まで『何でも大金で解決する自分大好き男』だと思っていたけど、本当はすごくいい人だと思った。
西原さんと高須先生が熱愛しているいうニュースが流れたけど、恋愛を超えた超友情みたいな関係かもしれないと思った。
熱愛友達だね!
いや、別に恋愛関係でもいいんだけど。

私の考えでは、恋愛と友情の違いは、『恋愛は相手を独占したいけど、友情は相手を独占したいとは思わない』である。

  • -------------------------------------------
  • 夏川・松浦 URL 2013年04月07日(日)00時25分 編集・削除


    私の「恋愛」はすべて「友情」だったのかっ!
    独占よりも、相手の快適さを優先するキャラが好き……w

    黒井美花 2013年04月10日(水)02時17分 編集・削除


    >私の「恋愛」はすべて「友情」だったのかっ!

    そそそそそれは、『松浦さんの実生活で、恋人を独占したいと思ったことはない』ということですかっ!

    私と友人達は、価値観や考えが似ていて、一緒にいて楽です。
    私の恋人や片思いの相手は、いつも同じような外見と性格で、友達としては合わないかも。

    もしかすると、私の中の遺伝子が欲している「正反対のタイプ」なのかもしれません。
    価値観が合わないからこそ、ドーパミンを出し「脳の風邪ひき状態」にしてくっつけようとしてる……とか。
    恋愛してる時は、独占したくなり、独占して欲しいとも思い、二人きりにもなりたくなります。
    でも、恋から覚めたら「あれ?私、なぜあんな性格の合わない人にドキドキしていたんだろう?」に戻ります。

    BL小説の攻めは、動物の群れのボスのようなタイプが人気だそうですが、私や友達の好みのタイプは全然違っていて、互いに「変なタイプが好きなんだね~」と言い合ってました。

    それで、私の場合、「恋愛感情は一時的なもので、友情より不確かなもの」と思うので、恋愛感情がずーっと続くカップルがいれば、ステキだと思います。
    恋愛状態の時は、相手のためには何でもできると思いますが、友情で相手のために何でもできるほうがすごいと思うのです。
    友情も無くて初対面で眼球を舐めるのが、一番すごいですが(笑)。
    恋愛も友情が無くても、愛があります!

    自分と価値観が合う人を恋人にする場合は、『脳の風邪ひき状態』にならなくても、恋愛できますよね~。

    夏川・松浦 URL 2013年04月11日(木)20時01分 編集・削除


    実生活でも独占欲強いほうじゃないかもw
    自分だけの時間も欲しいし、相手も1人遊びのできる人のほうが助かります(笑)。

    黒井美花 2013年04月16日(火)01時16分 編集・削除


    そう言われたら、松浦さんらしい気がしてきました。

分かりにくい

昨日、前に服を購入したことがあるネットショップから、「ニットジャケットが862,000円です」とメールが来た。
とても安いお店なので、「うわっ、8620円を二ケタ間違っているに違いない!」と意地悪な気持ちで見に行ったら、「エイプリルフールでした。ごめんなさーい」とお安い値段で表示されていました。
やられましたー!

エイプリルフールは、いろいろなお店やHPが楽しい嘘を用意しているらしい。
どんなのがあるかな。
検索してみた。

あれ?これはエイプリルフールネタじゃないよね。

>「イワシに活を入れるためマグロ投入」はマスコミの創作? 名古屋港水族館に真相を聞いてみた

http://nlab.itmedia.co.jp/nl/articles/1304/01/news130.html

先日、『群れから離れてしまう“はぐれイワシ”に活を入れるため、名古屋港水族館がクロマグロ15匹をイワシの水槽に投入する――というニュース』は、私もmixiで読んだ。
その感想も見て回った。
皆の考えは、「ううむ。イワシも大変だな。マグロがイワシの群れの多くを食べてしまったらどうするんだろう」いうのが多く、私もそうだった。
でも、魚の飼育に慣れている水族館がマグロ15匹を入れるというのだから、うまくいくのだろうとも思っていたが、水族館に「かわいそう」と言った人が何人かいたらしい。

そして、ねとらぼによると、

>一方、「イワシに活を入れるためにマグロ投入」がどこまで本当だったのかについても聞いたところ、書き込みにあったとおり、本来の目的は“マグロを群れで見せる”ことで、イワシに活を入れるためではなかったそう。ただ取材を受けた際、マグロを投入することで、結果的にイワシの群れがキュッとまとまる効果も出てくるだろう、という話もしており、記事も「完全な創作というわけではない」とのことでした。

ということなので、『マグロは水槽に最初からいた』ということは省略されているが、完全な創作というわけではないらしい。

しかしこの文章がアップされたのが、4月1日付けなのだ。
信じていいのか?

あ、J-CASTニュースも4月1日付けだ!

「天敵マグロ投入でイワシに喝!」 朝日記事に水族館「もとからいて、補充しただけ」2013/4/ 1 20:08

http://www.j-cast.com/2013/04/01172131.html?p=all

>水族館に「かわいそう」と指摘する声が相次ぐ

> 名古屋港水族館の広報担当者は、取材に対し、マグロはもともと10匹ほど水槽におり、壁に衝突して死んだりすることもあるので、毎年のように数が減ると補充していると明かした。マグロ投入は、それが一番の目的だというのだ。

多数決で信じていいのかな。

おおおおおおお、3/28日付けで、『追加投入』の記事があった!

03/28 17:48 東海テレビ フジネットワークニュース

名古屋港水族館、イワシに緊張感持たすためマグロ追加投入

http://www.fnn-news.com/news/headlines/articles/CONN00243022.html

もとから水槽にマグロは入っていたのだが、朝日新聞はそれを省略したので誤解が生まれることになったのだな。

文章で判断することは難しい。
マグロ15匹を入れる前後の水槽の全体の様子が、映像で分かればいいのだ。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
漢字の使い方

デジタル大辞泉の解説

http://kotobank.jp/word/%E6%B4%BB%E3%82%92%E5%85%A5%E3%82%8C%E3%82%8B

>活(かつ)を入・れる.

>1 柔道などの術で、気絶した人の息を吹き返らせる。

>2 刺激を与えて元気づける。「人事異動で組織に―・れる」

>[補説]「喝を入れる」と書くのは誤り。

「イワシに活を入れる」「イワシに喝!」は、OKということだな。よし、覚えたよ。

動物の気持ちが知りたい

「主人がオオアリクイに殺されて1年が過ぎました。」というスパムメールが来てから、オオアリクイは凶暴な動物だと思うようになった(笑)。

異なる種類の動物が仲良くしている画像を見ると萌える。
YouTubeで探していたら、『オオアリクイに舐められるバク』の画像を見つけた。

>オオアリクイに舐められるバク

>デュイスブルク動物園で、同じ敷地で飼われているオオアリクイに目や耳の穴を長い舌で舐められるブラジルバク
>逃げないでじっとしてるので気持ちよいのでしょうか???

http://www.youtube.com/watch?v=C_p8VdleISs

私には、ブラジルバクが非常に嫌そうな顔をして逃げかけているように見える。
オオアリクイは蟻の巣とバクを間違えているんじゃないのか?
本当に仲良しなのか???
二匹でラブラブのオオアリクイを見たことが無いので、よく分からない。
あああああ、動物の気持ちが知りたい。

こちらは、私にもわかるぞ!

>Parrot Grooming Cats

http://www.youtube.com/watch?v=ZFcLcSpHyXg

オウムが二匹の猫が大好きでグルーミングに参加したいのだ。
猫はオウムが嫌いではないが、くちばしがするどくて痛いので嫌がっている。

オウムよ、アリクイのように舌を伸ばせ!

やしきたかじん復活

食道癌のために休養していた『やしきたかじん』が、テレビに復帰したので『たかじん胸いっぱい』を見た。
たかじんさんは、私の心の師匠である西原理恵子と同じくらい無茶なことをする人で、しゃべりまくるトークではマツコデラックスと同じぐらい私を笑わせていた。

癌という病気は怖い。
たかじんさんの痩せた体をTV画面で見て気の毒になり、何を聞いても笑えなくなるのではと心配だった。
3月23日の『たかじん胸いっぱい』は、休養中の様子を一時間話すという番組内容だった。

たかじんさんは、かなり痩せていた。
「癌になる前が太りすぎで、今がベスト体重なんです」
そう言っても、痛々しいほど痩せていると思った。
彼が面白いことを言っても笑えなかった。

しかし、三十分過ぎに「今、小腸が悩んでいる!」と彼が言ったとき、私は噴出してしまった。
心配そうな目で見ていた他の出演者も、緊張が解けて笑っていたと思う。

食道に癌ができたので切り取って、胃をぎゅーっと伸ばして喉につないだので、彼の胃は食道の役目をして小腸は胃の役目をしなくてはいけないらしい。
それで「小腸が、『俺、小腸?胃?』と悩んでいる」というのだ。
文章で書くと、彼の手術の痛みや苦しさを心配すべきことなのに、彼のトークで聞くと人を笑わせるパワーがあった。
小腸が胃の代わりに働くのか。
たかじんさんの胃なら、できるかも。

おかえりなさい!
たかじんさん!
私はもともと人の顔を覚えられないタイプなので、痩せた顔も30分も見ると慣れてきた。

次に、また凄いことを言い出した。
手術後、口から食べるのが困難なたかじんさんは、腸に直接チューブを刺して栄養補給していたのだが、「自分の体を甘やかしてはいけない。口からの栄養だけでやっていくと決めた」と、体を追い詰めるために自分でチューブを引き抜いたらしい。
腸の穴は自然に塞がったらしいのだが、……本当にそんなことできるのか!
でも、たかじんさんなら、信じそうになる。

プロだね。
これからも私を笑わせたりびっくりさせたりしてね。