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祟る力は無い

新年おめでとうございます。
いいことがたくさんありますように。

富岡八幡宮の初詣の参拝客はどれぐらい減るのか興味があった。
弟が姉の宮司を殺して「怨霊となり、私の要求に意義を唱えた責任役員とその子孫を永遠に祟り続けます」と文章を送っていたので、縁起が悪い場所と思う人がいると思った。
しかし神様と宮司は別と思う人もいる。
実際にカウントした数字は見つからなかったが、三割減と感じた人もいるようだし、閑散としていると感じた人もいた。
時間帯もあるのだろう。

人間が死んでから人を祟る力は無いと思う。
しかし祟るという言葉を発した人間が関わっていた場所を嫌う人もいる。

もう生産中止のものは中古で買うしかないのだが、私は今まで中古の人形が「祟るかもしれない」という理由で苦手だった。
霊感ゼロのくせに。
中古の着物は平気だ。
着物にも念がこもりやすいという人もいるが、顔が付いていない。
着物にアイロンをかけていたら、胸元に針が縫い込んであるのを見つけたこともあるが、全く気にしなかった。
顔がある人間には祟る力がないと思っているのに、人形が怖いのは不思議である。

ネットの質問コーナーで中古の人形が苦手な人に、「見える人」が答えていた。
「人形が持ち主に可愛がられて念が入ったとしても、人形には人間を祟る力など無い」

それで、中古の人形を1体買ってみた。
その子の顔は少しこわばっているように見えた。
(人形だから、こわばっているのはあたりまえだが)
頭を「私のところに来てくれてありがとう」とよしよしと撫でた。
顔がふんわり優しくなったような気がした。
よしっ!もう私の子になった!

これでまた世の中に怖いものが一つ無くなった。
今現在、中古の人形を4体持っている。

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