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美しくて辛いもの

書店で今市子さんの百鬼夜行抄の新刊と清水玲子さんのDeep Waterと萩尾望都さんのアウェイを買う。
三人とも非常に美しい絵を描く人である。
うふふふふ。
美しいものは大好きさ。

まず、百鬼夜行抄を読んだ。
……。
幻想的な美しい絵とストーリーはいつも通りなのだが、今回「虐待」の要素がある話があったので、心がチクチクした。

Deep Waterを読んだ。
ああああああ、表紙を見て王子様とお姫様のファンタジーだと思い違いしていたっ!
絵が美しいので、腐乱死体でも動物のう○こでも平気なのだが……。

★★★ネタバレ注意★★★



AがBとCとDとE達をある理由で殺してしまう。
その理由がすさまじい。
もし、私がAの立場になったら、BとCを殺してしまうかもしれないと思うほどの理由である。
しかし、DとE達は殺せないだろう。
でもAは正気ではなかったので、DとE達を殺してしまったのかなあ。

心がザクザクになった。

まだ萩尾望都さんのアウェイがある!
美しい絵で、心を癒してもらおう。
萩尾さんのSFだから、そんなに苦しい場面は無いだろう。

…………。
ぎゃああああああっ!
いやーーーーーやめてーーーーーっ!

心はあまり癒されなかったが、登場人物を応援する気にはなった。

美しい絵でも、辛い内容の漫画が続くと辛い。
内容を少し忘れて表紙をじっと見つめよう。

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