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前もって考えておこう

その時、私は公園で、料理の入った中華鍋をテーブルまで運んでいた。
テーブルまで、あと2メートルだ。
私の背後から、「黒井さん!〇〇さんが大変よ!すぐに来て!」と言った。

私は困った。
中華鍋は底が丸いので、地面に置くと料理がこぼれてしまう。
テーブルまで行って 専用台に置くべきか。
それともこぼれるのを承知で、地面に置いて走るべきか。

結局、テーブルに置いて、知らせに来た人の方向に戻って走った。

……という夢を見た。

迷うのに5秒、テーブルまで3秒、元の位置まで(鍋を持っていないので)2秒。
迷わずに鍋を地面に置けば、10秒も早く〇〇さんのところに行けたのだ。
何が大変なのか知らないが、私は薄情なのか。
ごめんよ、〇〇さん。

迷わなければ、テーブルに鍋を置いても、5秒早く行けた。

悩まずに行動できるように、どっちにするか先に決めておけば良い。

笹子トンネルの事故のニュースを見ていて、いろいろ思った。

手が届かないので打音検査をしていなかったようだ。
そんなときにこそ、ロボットで打音検査をすればいいと思った。
金具の棒をシャカシャカと登っていって、コンコンと叩いて、音を判定して危険なら知らせてくれる小型のロボットがあればいいのではないか。

「キーを置いて出てください」というアナウンスがあったために、キーを車に置きに戻った人がいたようだ。
パニック状態の時に、放送の言葉の通りに行動してしまう場合もあるだろう。
戻ると危険なのではないか。
しかし車のキーは、救助の時に邪魔な車を移動させるのに必要だ。
どうすればいいか。
「キーを置いて出てください。持って出てしまった場合は、救助隊に渡して下さい」というアナウンスはどうだろうか。

「非常口が開かなかったので、トンネルの中を長時間逃げた」と言った人がいた。

↓二つの新聞記事を見ると、非常口が開いたのか開かなかったのか、よく分からない。

>途中、非常口から出ようとしました。しかし、先に非常口から出ようとした人たちが「出られない」と言っていたので、そのままトンネル入り口を目指しました。(12/02 23:50 毎日新聞)

>また、今回の事故後も、現場から東京側の出口にかけての4カ所で、1回ずつ開閉された形跡が残っているという。
(12/03 13:08 産経新聞)

私が事故に遭遇した場合、前の人が「非常口から出られない」と言う人がいても、一度は開けてみようと思う。

いろいろ覚えることが多いなあ。