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はやぶさ帰る

惑星探査機はやぶさのプロジェクトチームが、第58回菊池寛賞を受賞した。

菊池寛賞って、文学作品に贈られるものだと思っていた。

受賞理由がよくわからないけど、貰えてよかったね。

あの日に、インターネットの「はやぶさカプセルの帰還ライブ中継」は見た。

時間通りにぽちっとしたけど、真っ暗。

映像が届いていないと思っていた。

小さな画面の横に次々に流れていくツイッターの発言で、「真っ暗な夜空」が、回線の状態が悪くてぶつぎりで届いていることに、気がついた。

「あと3分」「あと1分」の同時書き込みに、「どっちなんだ」と困った。

「来た!」「画面下のほう!」と教えてもらい、見えにくい部分も心の目で見た。

「はやぶさ、がんばれ!」の他に「回線、がんばれ!」「サーバ、がんばれ!」の応援も多く、愛があふれる感動の時間を過ごせた。

はやぶさ、おかえり。

よくやったね。

涙が出てきた。

テレビで生放送をする局は無いだろうと思ってはいた。

録画じゃダメ。生放送でないと、できない感動がある。

>オーストラリアの報道機関も多くつめかけていたが、日本からの報道陣は4~5社のみ。テレビはNHKだけという関心の低さにはがっかりした。現地メディアのジャーナリストから、「どうして日本のテレビは、この歴史的なできごとを生中継しないのかね」と聞かれ、「お笑い番組やワイドショーで忙しいので」と返答するわけにもいかず困った。

『小惑星探査機 はやぶさの大冒険 (山根一真 マガジンハウス)252ページ』

テレビに電源を入れている時間が少なくなったと思う今日この頃。

うなじの毛

今野敏さんの「青の調査ファイル」を読んでいた。

青山くんが可愛い。

77ページに、こんな会話があった。

>「実は、部屋で作業をしている時に、ふと人の気配を感じたような気がしたんです」

>「人の気配?」

>「そうです。後ろに誰かいるような。うなじの毛が逆立つような感じ。わかるでしょう?」

全く分からない。

私は体毛は少ないほうだ。

だから、逆立つ感じが分かりにくいのかな。

私の気配を感じて振り返る人のうなじの毛を剃ってみたい。

道も目的地も

私は、よく、道を聞かれる。

方向オンチだから、聞かないで欲しい。

紳士風のおじいさまが近づいてきたので、逃げたら、私の横のおばさまに話しかけた。

「すみません、道に迷ったのですが」

「はいはい。どちらに行かれますか?」

「市場に行きたいのです」

「どちらの市場ですか」

「ははははは。それが分かっていたら、聞きませんよ」

うーむ。

以前、「病院に行く途中だけど、どこの病院に行くか忘れたので、教えて下さい」と上品なおばあさまに聞かれたことがある。

その時は、持っている診察券を全部出してもらって、一番近い病院に案内した。

がんばれ、おばさま。

やつらは、手ごわいぞ。

木の実があるはずの秋

食欲の秋。

熊が人を襲うニュースが多い。

「熊に出会った時は、大声を出さずに、走らずに逃げる」

でも、ニュースでは、農作業中に背後から襲われたりしている。

空腹の熊に対抗するには、どうしたらいいかなぁ。

今年は気候のせいで、山に木の実が少ないらしい。

カバンに木の実を入れておいて、遠くに投げたらいいかなぁ。

でも、私には運動神経が無いので、自分が逃げる方向に投げてしまうかも。

クマよ、人間の前に来てはいけないよ。

殺されちゃうよ。

コアラを見習って、今年だけ、木の葉で我慢しなさい。

むずむず

むずむず脚症候群という病気がある。

夜寝る前に、足がむずむずして動かしたくなって、眠れなくなるようだ。

原因は、ドーパミン関連のこともあり、鉄欠乏の時もあるようだ。

症状が似ていても、人によっては、原因が違うかもしれない。

私も、夜寝ようとして布団に入ると、虫が足首から膝に向かって這う感じがした。

私の家は、大自然の中にある。

枕の上でカエルが寝ていたり、天井から布団の上に大きなクモが落ちてきたり、毛虫が布団に入ろうとしていたこともある。

暗がりの中で足をさすれば、どんな虫がつぶれるのか怖くて手が出せない。

飛び起きて電気をつけて、虫を探した。

何もいない。

あ、これは、もしかして、むずむず脚症候群というものではないか。

もう一度、布団をかぶって電気を消した。

また、虫が足首から膝に向かって這う感じがした。

その部分を手でさする。

大丈夫。

なーんだ、虫は、いない。

本当にカエルやクモや毛虫がいるより、足がむずむずするほうが、マシだ。

気にせず寝た。

足がむずむずしたのは、その日だけだった。

ちなみに、私の場合、足の表面を虫が這う感じだった。

本物のむずむず脚症候群は、足の中心部を這う感覚があるらしい。

虫には、どこも這われたくない。