窓を開けたら、でっかい鳥が、柵にどどーんと止まっていた。
多分、五位鷺(ゴイサギ)だと思う。
お互いにビックリして見つめあっていた。
そこへ、同居人が来て「うわっ!丹頂鶴だ!」と言ったので、ゴイサギは「醍醐天皇より五位という位を頂いたとっても高貴な私の名前を間違えるとは、失礼なっ!」という風に、ぶわさっと偉そうに飛んでいった。
ゴイサギって、色は灰色だし、首は短いし、頭の後ろに長い羽がついているから、丹頂鶴と間違えるのは、難しいぞ。
同居人の頭の中はどうなっているのだ。
道を歩いていると、私の腰の横を、すーーーーーーっと、輝く青い背中の鳥が飛んで行った。
えーーっと。
セキレイ(背が綺麗)?
ちがうーーーーっ!カワセミだ。
でも、セキレイのほうが合ってる気がする。
なぜ、カワセミという名前になったか、検索してみた。
背中の青い色が、絵の具の青土(ソニ)を連想させ、川青土→カワセミに変化したという説があった。
うんうん、ぴったりだ。
翡翠という書き方もするらしい。
私は宝石の翡翠(ひすい)しか、知らなかった。
でも、ひすいはGREEN系が多いけど、カワセミの青は、BLUE系だと思う。
もう一つ、説があった。
川背美!
おおおおおお、ぴったりのイメージだ。
納得した。
もう、忘れたとしても、何度でも思い出せる。
同居人は、ゴイサギを見て、「タンチョウ」な様子や「ツル」っとしたイメージを受けたのではないか。
カタカナに漢字を入れて、感動を探してみる。