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蛙に驚かされる

私は田舎に住んでいる。

窓を開けたらゴイサギや狸がいようとも、道を歩けば蛇やザリガニが歩いていようとも、あまり驚かなくなった。

しかし、昨日は、びっくりした。

雨に塗れた道を歩いていると、私の足元の何百という小石が、四方八方に飛び上がったのだ。

妖怪の小道に迷い込んだのかと思った。

よく見れば、一センチぐらいの蛙が、集団で水田から遊びにきていたようだった。

踏むのはかわいそうだと、注意しながら歩く。

めんどくさいけど、蛙がたくさんいる雨の道はちょっと素敵。

そういえば、今年も玄関にアマガエルが住む季節になった。

縄張りがあるのか、いつも一匹だけいる。

性別は知らないが、アマ子と呼んでいる。

蛙の顔の見分けは付かないので、別の蛙かもしれない。

アマ子は、日光を避けているのか、時々ドアノブの陰にいる。

ドアを開けるときに、アマ子を一緒にふにっと握ってしまうことがある。

びっくりするけど、アマガエル付きの玄関ドアは、ちょっと素敵。

妖蛾が来るぞ

私は、ルーズである。

開けっ放しの洗濯機に衣類を投げ込んで、一日一回洗濯をする。

先日の事である。

洗濯物を干そうとして、最後の一枚を洗濯機から取り出したら、……4センチぐらいの蛾がいた。

血が冷たくなった。

仕方が無いので、ティッシュで摘んだら、びちっと動いた。

血が凍った。

洗濯しても、生きているのかっ!

妖蛾か!

それとも、蛾も死なないように、洗濯機がゆるーく洗ったのか!

どっちだ!

いや、この蛾に毒があるかどうかが、もっと問題だ!

あああああああ、羽は裂けてるし、模様も分からない。

洗っちゃったせいだよ!

洗濯物は捨てたかったけど、……あと二回洗濯して、忘れることにした。

私と同居人の皮膚には何も起こらなかった。

ああ、よかった。

これからは、洗濯機のフタはきっちり閉めておこう。

妖蛾が来るぞ。

半ズボンが注目される時

松浦さんが、「じいさまの半ズボン姿は、セクシー」と言ったような気がする。

私の近所では、じいさまの半ズボン姿は、それほど珍しくないので、セクシーでも注目されない。

夏に、半ズボンでハイキングに来るじいさまが、時々いる。

誰も見ない。

たまに、動物のぬいぐるみの帽子を被っているじいさまを、見かける。

私が見つめると、にらむ。

「見られたくないなら、被ってくるなよ」と思うのだが、誰も注目していないので、フツーの光景なのかもしれない。

無視しなくてはいけないのだな。

どんな格好なら、注目していいのだろう。

冬の寒い日に、白髪のばあさまに、みんなが注目していた。

おお、あの服装なら、無視しなくてもいいのだな。

彼女は、上着はダウンジャケット、半ズボンで、足には短いブーツを履いていた。

ストッキングは、履いてなかったかもしれない。

ウチの近所では、ばあさまが真冬に半ズボンで生足だと、注目されるのだな。

冷えるのが心配だからかな。

最近、駅周辺で、ハイキングに来た人達を、ほとんど見かけなくなった。

自粛してるのかな。

趣味を止めたら、元気がなくなっちゃうよーーーーーっ!

好きな服装でいいから、できる人はハイキングしてねーーーーーーっ!

脳内ギアナ高地

NHKの「私たちに何ができる」という番組を見ているうちに、うとうとしてしまった。

次の番組が始まったようだ。

目を閉じているのかどうか、分からない。

ナレーションが聞こえてくる。

『これから、南米ギアナ高地・世界最大落差の滝への探検をお送りします』

おもしろそうだ。

『このドラゴンの形をした岩山の壁を、シェルパは二本の杖をうまく利用して、走り回ります』

そんなわけないじゃん。

ああ、テレビを見ている夢を見ているんだなあ。

『さあ、この滝を、ボートで滑り降りましょう!』

いつのまにか、私が参加してる。

まあ、いいか、夢だし。

するするするじゃぼーーーーーん。

『この滝は海につながっています。あの幻想的な光景をご覧ください』

光輝く浜辺では、恐竜(プレシオザウルス?)が、長い首を揺らしながらゆったりと歩いていた。

おお、こんな光景が見られて、とてもうれしい。

でも、本物のギアナ高地も見なくては、と必死に目を覚ました時には、番組は終わっていた。

新聞を見たら、やっぱり「南米ギアナ高地・世界最大落差の滝」と書いてあった。

残念。

でも、きっと、脳内ギアナ高地のほうが、かっこいい。

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松浦巽 URL 2011年03月27日(日)07時16分 編集・削除

壮大な夢を覚えていられてうらやましい。
夢の内容を覚えていることはめったにありません(´・ω・`)

黒井美花 2011年03月30日(水)02時59分 編集・削除

小学校の時だったと思うけど、枕元にノートを置いて、起きたら夢の内容を書いていたせいかも。

そのノートを妹に見られて絶句されました~。

節電とヘリコプター

ニュースで、地震と津波の被害のニュースを見るのが苦しい。

流されていく家や車に、人が取り残されていないことを、願いながら見る。

周囲を水に囲まれて、屋上で取り残されて取材のヘリコプターに助けを求めて手を振る人を見ると、胸が苦しくて手足が冷たくなっていく。

地盤沈下が起こったので、水が引かないのだそうだ。

あの人達は、ヘリコプターでしか、助けられないと思う。

mixiの日記を読んでいると、「節電のためにテレビ放送はNHKだけにして、他の報道局のヘリコプターは救助に貸せ」という意見があった。

あっ、それ賛成!

でも、その日記に対して、「テレビ局の放送で、非常に多くのお金が回っているのだから、その流れを止めると、結局被災地が復旧するのに妨げになる」という意見が書き込まれていた。

難しいなああああああ。

でも、ヘリコプターは、救助のために飛んで欲しい。

小さなカメラを搭載しておいて、後で、救助された人の了解が取れれば、放送すればいいのではないか。

助けられなかった様子など、見たくない。