記事一覧

感動しよう!

月日が経つのが、はやすぎる。

年を取ると、感動の回数が少なくなってくるから、そう感じるのだそうだ。

ならば、もっと感動すればよいのだ!

ドアホンが壊れた。

ほぼ同じタイプのものを、電器屋さんに取り替えてもらって、説明書を読んでいた。

おや?

どうやら、今まで私がマイクだと思って話しかけていた部分は、スピーカーだった。

どうりで、今まで「はーい!どなたですか?」と呼びかけても、誰も返事しなかったわけだ。

愛想が良いはずの宅配便の人すら、黙っているので、嫌われているのかと思ったよ。

マイクはどこかというと、……スピーカーの反対側に、穴がぽつんと一つ。

そうだったのか、その穴はリセットボタンかと思っていた。

同居人に、「ドアホンのマイクは、どれだと思う?」と聞くと、私と同じように、スピーカーを指差した。

私がマイクの穴を指差して、「これは、なんだと思う?」と聞くと、「うーーーーーん。穴」と言った。

私より、ひどい。

でも、何年も使ってきた。

まあ、ドアホンは、「ピンポーン」と音さえ鳴ればいいのだろう。

私は、ドアホンのマイクの位置が分かった!

マイクで話しかけると、家の外の人が返事する。

感動ーーーーーーーーーっ!

スパムメール

件名に、私の本名が書かれているスパムメールが来た。

『○○○○○○様当てに、懸賞金200万円の振り込みがございます』

本名が書かれているのが、とても気持ち悪い。

検索してみると、○○市場で買い物、△△メールで登録、□□で買い物をした人達に、届いているらしい。

多分、私は、○○市場の買い物情報が使われていると思う。

そのスパムメールの内容を読んでブログに書いている人達がいた。

いくつかパターンがあるらしい。

『200万円振り込みしたいので、銀行と口座番号を教えて欲しい』

(口座番号を何に使うのか分からなくて、とっても不気味)

『200万円振り込みするので、振り込みの費用として7500ポイント購入して下さい』

(アダルトサイトに登録されているらしく、そこで7500円を払ってポイントを購入するらしい。せこい)

ということは、私も本名でアダルトサイトの会員に登録されて出会いを求めていることになっているのか?

もうメールは全部削除してしまったので、忘れることにした。

この程度の件名では、メールを読む気にはなれない。

たとえウイルスに感染にしても読みたいと思ったスパムメールの題名は、今まで、ただ一つだけだ。

『夫がオオアリクイに殺されて一年経ちました』

スパムメールを読ませたいなら、魅力的な題名を考えてみなさい。

メールの内容も、ありきたりでなくて、SFホラー風味でね。

べったり

私の顔に、ちょんと鼻をくっつけて、犬や猫が挨拶してくれることがある。

猫の鼻は小さいから可愛いけど、犬の鼻は大きくて濡れてるから、ちょっと嫌だ。

散歩中の知らない犬が、私に近づいてきた。

ひもを持っていたのは、幼児だったので、力が無かった。

犬は、私の靴に、鼻をぴちょっと付けた。

足の甲まで、感触が届いた。

犬は好きだ。

鼻が濡れているのも、健康的でいいと思う。

でも、靴が濡れちゃったのは、ちょっと嫌だ。

どうして、靴に鼻をつけるのかな。

私の足は臭くない。

靴の中に雑菌が繁殖すると、臭いが足に移るんだよ。

だから、毎日、靴殺菌乾燥機を使ってる。

座敷で食事をするときに、足の臭いを気にしなくてすむ。

ああ、食欲の冬。

来るぞウィルス 用意はいいか?

去年の5月、新型インフルエンザの流行で、世の中がマスク不足になった。

インターネットをしていない親戚から、オークションで手に入れて欲しいと頼まれた。

オークションは非常に高額なので、1週間先に入荷予定の衣料品店のHPを見つけて予約した。

50枚の箱入り。

HPのマスクの箱の写真を見ると、日本語の文字が無かったので、少し不安だった。

私は、花粉症用のマスクが残っていたので、周囲がマスクをしている場所では、マスクを着用した。

でも、周囲がマスクをしていない場所では、「合わせたほうがいい」と、マスクをはずした。

マスクをしたくても持っていない人達の前で、自分だけ、できないもーん。

スーパーの店内などでは、誰かが咳をすると、冷たい視線が集中し、空気がキリキリ凍った。

でも、数日過ぎても、私の周囲では、誰も熱を出した人はいなかった。

「マスクをしてなくても、新型インフルエンザにならないじゃーん」と、咳をしている人がいても、みんな平気になった。

新型ではないインフルエンザでも、毎年一万人死亡している。

持病がある人には、どんなインフルエンザでも怖い。

そのうち、サージカルマスクが届いた。

中国製で、在庫を急いでかきあつめて送られてきたものらしい。

紙の箱は、しわだらけで湿っていて裂け目があり、マスクも湿っていて、鼻と口が透けて見えるほど薄く、油っぽい臭いがして、枚数が少なくて、黒い細かいごみが挟まっていた。

びっくりして、購入店の評価を見た。

私と同じ状態のマスクが届いた人が、複数いた。

他にも「虫が入っていた」「マスクが、まとめて輪ゴムでくくられて箱に入っていた」「50枚のはずだけど、33枚しか入っていない」など、苦情が多かった。

うんうん、虫が入っていなくて、良かった。

この時期になると、私の周囲では、マスクをする人はほとんどいなくなっていたので、気持ちに余裕があった。

2ちゃんねるのマスクスレッドに行って、いろいろ教えてもらった。

★マスクバブルで、マスクを扱いなれていない衣料品店や食料品店が、メーカーが特定できないマスクを輸入して売ったので、衛生状態の悪い物も混じる。今までマスクを販売していた店で、信頼できるメーカーの製品を買うこと。

★不織布のマスクは、湿気や臭いを吸収しやすい。紙の箱に、そのまま複数枚入っていることが多いので、日本に到着してからでも、輸送中や保管中に湿気や臭いを吸収してしまうことがある。

★マスクの紐の中のゴムは空気で劣化する。二年以上たつと、使用中に紐が切れてしまうことがある。長期保存するには、真空パックにしておくとよい。

「今、□□で△△マスクが売ってるよ~」という情報も貰えたので、親戚のために「透けていなくて、湿っていなくて、ごみが入っていなくて、変なにおいがついていないマスク」を手に入れることができた。バンザーイ!

ただ、親戚の周囲でも、そろそろマスクが必要なくなってきたようだった。

押し入れにしまい込めば、湿気と臭いを吸収して使えなくなってしまう。

もったいない。

それで、小分けにして、真空パックしてから、渡した。

半永久的に保存可能。

とりあえず、次回、マスクがエチケットとして必要な時が来ても、用意はできた。

親戚には「さすが美花ちゃん!」と、喜ばれた。

念のために言うが、「真空パックする時に、美花の手の細菌がマスクにつくかもしれない」と心配する人もいるかもしれないが、もちろん、消毒石鹸で手を洗って、ビニール手袋をしていた。

ちなみに、テレビでマスクの箱詰めの様子が放送されたことがあるけど、素手でマスクを詰めていたよ。

去年のインフルエンザ流行中は、子供と高齢者と持病がある人以外、予防接種が受けられなかった。

それで、私は予防接種は受けなかったが、うがいや手洗いや食事に気をつけていたので、風邪もひかずに、健康的に過ごせた。

今年の予防接種は、悩んだけれど、……接種した。

とりあえず準備完了、食欲の冬。

小さなコダワリ

★「亡国のイージス」の小説・映画ネタバレ有り★

松浦さんに、「亡国のイージス」を借りて読んだ。

如月行がかわいそうで、私の真綿のような愛で、じわじわと巻き込んであげたくなった。

昨日、BSで、「亡国のイージス」の映画があったので、途中から見た。

小説で頭の中に作られた映像は、人それぞれ違う。

なので、違和感を感じることも多い。

映画では時間制限もあるので、しかたがないのだが、「えーっ!如月行の手を縛るのは、縄じゃなくて、針金にしてっ!」と、コダワリに熱くなるのはしかたがない。

谷原章介が出演していた。

実はファンだ。

どんな役をやっていても、応援する。

帽子をかぶっている登場人物が多くて、必死に探した。

彼の演じる役が、高所から落下して頭を打った。

頭から多量に流血しているのに、美男は眠るように死んでいた。

あの死に方では、顔がきれいすぎると思うのだが、きれいなほうがいいので、考えるのはやめた。

美しい死体を演じる谷原章介にうっとり。