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美しくて辛いもの

書店で今市子さんの百鬼夜行抄の新刊と清水玲子さんのDeep Waterと萩尾望都さんのアウェイを買う。
三人とも非常に美しい絵を描く人である。
うふふふふ。
美しいものは大好きさ。

まず、百鬼夜行抄を読んだ。
……。
幻想的な美しい絵とストーリーはいつも通りなのだが、今回「虐待」の要素がある話があったので、心がチクチクした。

Deep Waterを読んだ。
ああああああ、表紙を見て王子様とお姫様のファンタジーだと思い違いしていたっ!
絵が美しいので、腐乱死体でも動物のう○こでも平気なのだが……。

★★★ネタバレ注意★★★



AがBとCとDとE達をある理由で殺してしまう。
その理由がすさまじい。
もし、私がAの立場になったら、BとCを殺してしまうかもしれないと思うほどの理由である。
しかし、DとE達は殺せないだろう。
でもAは正気ではなかったので、DとE達を殺してしまったのかなあ。

心がザクザクになった。

まだ萩尾望都さんのアウェイがある!
美しい絵で、心を癒してもらおう。
萩尾さんのSFだから、そんなに苦しい場面は無いだろう。

…………。
ぎゃああああああっ!
いやーーーーーやめてーーーーーっ!

心はあまり癒されなかったが、登場人物を応援する気にはなった。

美しい絵でも、辛い内容の漫画が続くと辛い。
内容を少し忘れて表紙をじっと見つめよう。

プロはすごい

死ぬかと思った。
鼻血で。

突然鼻血がボタボタ出て、一時間ぐらい止まらなかった。
どうやら、鼻血の止め方を知らなかったらしい。

正しい止め方は、鼻の穴にティッシュを詰めず鼻の横を指で押さえ、下を向く。
喉に血が流れてくれば、吐く。
(飲み込むと気分が悪くなるから)
そうすれば、15分もすれば止まるそうだ。

なるほど。
しかし、止め方は上手になっていくが、毎日のように鼻血が出るのは辛い。
多分、鼻のなかに出血しやすい部分があるのだろう。

病院で鼻血を治療した人のブログを見て回った。
麻酔薬がついたガーゼを鼻の穴に詰め込まれ20分ぐらいすると痺れてくるので、レーザーなどでジュッとする。
痛くなかったという人が多かったが、非常に痛かったという人もいた。
焼く場所によって違うのかも。
奥のほうが痛いらしい。

嫌だなあ。
行きたくないなあ。
焼いたせいで鼻血がでることもあるらしいし焦げ臭いらしい。

でも、このままじゃ本屋にも行けないよ。
鼻血が出て本を汚したら大変だよ。

一週間ぐらい迷っていたら、死んじゃうかもと思うぐらい鼻血が出た。
正しい止め方をしたのに~~~。
なんとか止まってから、怖くなって病院にすっとんで行った。

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先生「それでは、見ますね。あ、多分ここだと思います。」

チョイとその部分を突き、鼻血が出る。

先生「あ、やっぱりここだ。はーい、ここ持って止めてね。」

せんせいーーーーーっ!
しかし先生はプロだ。
鼻血はなんと2~3分で止まった。
私の最短記録は20分なのに。
濡れた脱脂綿をちょろっと入れてから、先生は音叉のような道具を見つめている。
レーザーではないようだ。
先生、それで焼くのですね。
自分の鼻の中がモニタに映ったら見たいけど、その道具を見るのは怖いので目を閉じておきます。 
   
先生「ちょっと痛いけど我慢してください」

え?まだ20分もたってませんよ?鼻の感覚もありますよ?

看護師さんに押さえつけられる。

そうですか、痛いのですね。やれやれ。

バシュッという衝撃とビリッという痛みが数回あった。
その後、鼻の中をきれいにして薬を塗ったようだ。

先生「多分これで大丈夫だと思います。」

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先生ありがとううううううううっ!

死ぬかもしれないと思うほど怯えていたのに、一回の治療でスッキリ止まりましたー!
痛みに弱い私には麻酔をたくさんして欲しかった気もしますが、腕がいいので我慢します。
惚れてしまいそうです。
目をしっかり閉じていたので、顔も覚えていませんが。

鼻血で悩んでいる人は、病院で焼いてもらったほうがいいと思います。

さあ、本屋にいくぞーーーーっ!